県内でも有数の梨の産地、筑西市で「幸水」の出荷が7月31日から最盛期を迎えました。同市布川のJA北つくば下館梨共同選果場では、最盛期に合わせ作業員を増やした。連日60人態勢で作業し、日量約1800㌜(1㌜10㌔)が出荷されます。
「幸水」は、みずみずしくシャリ感があり強い甘味が特徴。今年度は、開花が早かったことから例年よりも約1週間早く、7月21日から出荷が始まりました。霜や台風等による被害もなく順調に生育し、糖度・品質ともに良好で、順調な出荷が続いています。
同市は、安政4年(1857年)から梨園を開いた日本最古の梨産地の一つで、県の銘柄産地の指定を受ける。同選果場部会員は、38人の生産者が約30㌶で栽培。「幸水」は8月11日まで出荷し、8月下旬から「豊水」、「恵水」、「あきづき」、「新高」、「新興」、「にっこり」と品種をリレーしながら10月中旬まで出荷が続き、今年度は出荷数量7万1000㌜を見込み、販売金額3億円を目指します。