春レタス最盛期に向け規格確認

 

 JA北つくば結城園芸部会レタス部は7日、結城市江川新宿のJA北つくば結城野菜集出荷所で、令和4年産春レタス・サニー・カール統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、市場担当者ら約50人が出席し、本格的な出荷を前に規格の統一を図った。目ぞろえ会は、新型コロナウイルス感染予防対策をしっかり取り行いました。

昨年よりも約1週間伸び、2月下旬から始まった春レタスの出荷は、低温や乾燥の影響で生育に若干遅れが見られ、やや小玉傾向のスタートとなりました。3月下旬頃からは、気温の上昇に伴い、日量約3000~4000㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)の順調な出荷を見込み、品質は良好で例年並みの出荷量が期待されています。

 同部の小川栄部長は、「新型コロナウイルスの影響により厳しい販売状況の中でも、良質なレタスを最後まで出荷し、有利販売につなげていきたい」と意気込みを語っていました。

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糖度高く、シャリ感充分。こだまスイカ出荷開始

 

 筑西市のJA北つくば協和野菜集出荷所と明野野菜集出荷所で2日から、こだまスイカの出荷が始まりました。JA管内の同市と桜川市は全国でも有数の産地。今年度は、11月下旬から定植作業が始まり、ハウス栽培に適した天候で推移したことから、着果・生育ともに良好に進みました。また、生育に好条件とされる日中と夜間の寒暖差があったため、糖度は高く、シャリ感も十分で良質なこだまスイカに仕上がりました。       

 今年度は約40万㌜の出荷量を見込み、販売金額10億円を目指す。出荷のピークは6月上旬で7月中旬頃まで出荷が続きます。

 同部会の大久保部会長は「昨シーズンは、20年ぶりに10億円を上回る販売をすることができた。今年も消費者に満足していただけるスイカを出荷し、産地としても作っていて良かったと思える年にしたい」と意気込みを語っていました。

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「ゆうきの菜黄味」出荷最盛期に向け規格統一

 JA北つくば結城園芸部会秋冬白菜部は9日、結城市の江川多目的集会施設で、令和3年産秋冬ハクサイ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、結城地域農業改良普及センター、市場担当者ら約70人が参加し、結城ブランドハクサイ「ゆうきの菜黄味(なおみ)」の出荷最盛期に向け規格の統一を図りました。今年度は、10月中旬から出荷が始まり、生産者の徹底した肥培管理により順調に生育。品質・数量ともにも良好で、例年並みの出荷を見込んでいます。現在は、日量約7000~8000㌜(1㌜13㌔、15㌔)の出荷があり、最盛期は11月下旬から1月下旬頃で、ピーク時には日量約1万6000㌜の出荷を見込んでいます。

 同部の濵野公男部長は、「今シーズンも昨年同様、厳しい販売状況が続いている。こうした中でも、有利販売につなげるために、良質なハクサイの出荷をお願いしたい」と部員らに呼び掛けました。

 目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地の状況を説明。市場6社の担当者が、サンプルのハクサイを半分にカットし、品質や形状などを確認しながら、外葉の付け過ぎに注意することや量目を徹底することなどを申し合わせました。市場担当者は、「結城のハクサイは高品質でなければならない。これからも肥培管理を徹底し、良質なハクサイを出荷してほしい」と強調していました。

 JA管内の結城市は県を代表するハクサイの産地。「ゆうきの菜黄味」は、JAグループ茨城のオリジナル品種で、芯の部分が黄色で柔らかく甘みがあるのが特徴。同部は部員105人が約330㌶で作付けし、部員全員がエコファーマーを取得し生産履歴の記帳や農業生産工程管理(GAP)に取り組み、京浜市場を中心に約200万㌜の出荷を目指しています。

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イチゴ初出荷に合わせ規格確認

 

 JA北つくばいちご部会は1日、筑西市谷部のJA北つくば下館野菜集出荷所で初出荷に合わせ目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、市場担当者ら37人が参加し、早期出荷者向けに出荷規格を確認しました。今年度は、天候に左右されることなく順調に生育し、生産者の徹底した肥培管理により、品質は良好で安定した出荷を見込む。初出荷は、6人の生産者が146パック(1パック260㌘)を京浜市場へ向け出荷しました。

 目ぞろえ会では、JA営農経済部園芸課の堀江徹也営農指導員が、出荷の注意点や規格ごとのパックの詰め方などを説明。市場担当者は、サンプルのイチゴを前に品質や形状などを確認しながら、出荷時の色目をカラーチャー3.5くらいで出荷することを申し合わせました。

 同部会は、エコファーマーの認証を受けた47人の生産者が約10.2㌶で「とちおとめ」と、県オリジナル品種「いばらキッス」を栽培。生産者が選果選別し運び込んだパック詰めのイチゴを、JAの営農担当者らが色や形、傷の有無、パックの詰め方などを入念に検査し、品質管理や規格の統一を徹底しています。

 同部会の間々田則夫部会長は、「今年は天候にも恵まれ順調に生育したことで、良質なイチゴに仕上がっている。生産者一丸となって選果選別を徹底し、有利販売につなげてきたい」と意気込みを語っていました。

 出荷のピークは12月中旬から1月上旬。5月下旬までに約143万パックの出荷を見込み、販売金額5億円を目指しています。

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秋冬キャベツ有利販売に向け規格統一

 JA北つくば結城園芸部会キャベツ部は18日、結城市大木のJA北つくば結城南支店で秋冬キャベツ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら20人が参加し、出荷最盛期に向けて規格の統一を図りました。今年度は、8月から定植作業が始まり、台風等による被害もなく順調に生育。10月10日から始まった出荷は品質・数量ともに良好で、出荷最盛期は11月上旬から12月中旬頃を見込み、昨シーズンを上回る出荷量が期待できます。

 同部の須藤廣之部長は、「徐々に出荷量も増えてきている。この目ぞろえ会で、しっかり規格を確認し、有利販売につなげるためにも、良質なキャベツを出荷していこう」と部員らに呼び掛けました。

 目ぞろえ会では、全農いばらきの担当者が、市場・他産地情勢を詳しく説明。市場3社の担当者らは、コロナ禍での販売状況や市場情勢を話し、サンプルのキャベツを前に、形状や大きさを揃えて綺麗に箱詰めすることや外葉の付け過ぎに注意することなどを確認しました。市場担当者は、「品質の良いものを消費者は求めている。収穫の遅れが無いよう、8玉中心の適期収穫を徹底してほしい」と強調していました。

 同部は生産者20人が約13㌶を栽培。出荷所において品質検査を実施しており、シーズンを通して部会員とJA担当職員が、出荷されたキャベツの品質を確認し、高品質なキャベツの出荷に力を入れています。今年度は来年1月上旬まで出荷が続き、約5万5000㌜(1㌜10㌔)の出荷を目指しています。

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こだま西瓜部会青年部を設立

 

 JA北つくばこだま西瓜部会青年部は12日、筑西市上星谷のJA北つくば協和支店で、同青年部の設立総会を開きました。JAこだま西瓜部会の役員や同青年部員、JAの古澤諭組合長、行政、JA職員ら31人が参加。同青年部の設立にあたり4議案を提案審議し、規約や役員の承認、令和4年度の活動計画について原案通り可決しました。

 同青年部は、栽培に関する知識や技術の習得、情報交換等を通じ経営の合理化、生産性と品質の向上を図るとともに、相互の親睦と地域農業の振興を促進することが目的。同部会は、筑西市(協和・明野地区)と桜川市(大和・真壁地区)の生産者143人が所属しており、広範囲で若手生産者が集う組織がなかったことから、設立に向け今年3月に準備委員会を立ち上げました。生産者やJA北つくば東部営農経済センター営農課の職員らで協議を重ね提案し、同部会の下部組織として設立を迎えました。

 同部会の大久保修一部会長は、「今シーズンのこだまスイカは、20年ぶりに10億円を突破した。これからもみなさんには、期待し頼りにしている。様々な活動に参加し、新しい風を部会に吹き込んでほしい」とあいさつ。古澤組合長は、「こだまスイカの一大産地となった若手生産者のみなさんは、とても生き生きしている。みなさんの活躍を期待している」と激励の言葉を贈りました。

総会で同青年部の部長に任命された野口真一さんは、「青年部員が一丸となり、これからこだま西瓜部会を盛り上げていきたいと思う。みなさんの協力をお願いしたい」と意気込みを語っていました。

同青年部は、45歳以下の生産者22人で構成され、講習会や視察研修、消費宣伝の他、地元の保育園や幼稚園への食育活動などに取り組みます。また、昨年12月に設立した、北つくば農協東部生産部会連絡会の会員として、持続可能な農業の確立に向けた活動にも参画していきます。

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結城のレタス品質良好。出荷量にも期待

 

 JA北つくば結城園芸部会レタス部は4日、結城市の江川多目的集会施設で、令和3年産秋冬レタス・サニー・カール統一目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、行政、市場関係者ら約60人が参加し、本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。今年度は、9月下旬から出荷が始まり、台風等による被害もなく、天候に恵まれたことから順調に生育し、品質は良好で例年を上回る出荷量が期待できます。
 同部の小川栄部長は「今年は例年になく、好調な出荷スタートとなった。目ぞろえ会でしっかり規格を確認して、より良いレタスを出荷してほしい」と部員らに呼び掛けました。
目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地情勢を説明。市場担当者らは、サンプルのレタスをそれぞれ規格ごとに選別し、適期収穫を心掛けることや外葉の付け過ぎに注意して綺麗に箱詰めすることなどを申し合わせました。市場担当者は、「今年の結城のレタスは、出荷スタート時から全体的に品質が良い。最後までこの品質を維持し、選果選別の徹底をお願いしたい」と強調していました。生産者らはレタスを手に取り、話し合いながら出荷規格を確認しました。
 JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定される。同部は生産者110人が約90㌶で秋冬レタスを栽培。出荷は11月まで続き、今年度は出荷数量35万㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)を見込み、販売金額5億円を目指しています。

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梨「豊水」品質・数量ともに良好

  

 JA北つくば関城梨部会は20日、筑西市舟生にあるマル舟梨出荷組合の集出荷場で、梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA担当職員33人が参加し、出荷を前に規格の統一を図りました。今年度は、4月の開花時期が早まったことから、昨年よりも5日程度出荷が早まり、22日から出荷が始まります。天候にも恵まれ、心配された台風等の被害もなく、品質は良好で出荷量も期待でき、多汁で甘味が強くきめ細かい食感の「豊水」に仕上がりました。

 同部会の倉持保部会長は、「幸水の出荷も無事終わり、単価・数量ともに良い販売ができた。豊水についても、市場や消費者にアピールできるよう、選果選別を徹底して良質な梨を出荷してほしい」と部会員らに呼び掛けていました。

 目ぞろえ会では、倉持部会長と小幡洋治生産部長がサンプルの梨を手に取り、出荷時の色合いや形状、傷などを確認。生産者同士話し合いながら、出荷規格の統一を図りました。

同部会は、生産者個人で選果選別と箱詰め作業を行っています。出荷期間中は、JA担当者が品種ごとに数回の巡回指導をし、規格を揃えている他、集出荷所に集められた梨を、部会役員やJA担当者が品質維持・向上のために1箱ずつ段ボールを開き、品質や規格をチェック。等級ごとのばらつきをなくし、市場や消費者からの評価アップを図っています。

 同部会は、27戸の生産者が約24㌶で梨を栽培。「あきづき」「新高」「にっこり」と品種を変えながら10月中旬頃まで出荷が続く。今年度は出荷量5万5000㌜(1㌜10㌔)、販売金額2億2000万円を目指しています。

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抑制キュウリ出荷スタート

 桜川市大国玉のJA北つくばキュウリ選果場で、抑制キュウリの出荷と選果作業が18日から始まりました。初出荷は、同選果場部会の生産者ら11人が184コンテナを持ち込み、選果員らがキュウリの品質を確認した後、選果機で大きさや形を選別し、等級ごとにコンベヤーに乗り運ばれ、箱詰めにして約400㌜(1㌜5㌔)を市場へ向け出荷しました。

 今年度は、7月中旬ごろから定植作業が始まり、天候に左右されることなく順調に生育。生産者の徹底した肥培管理で、病害虫の発生も少なく、良質なキュウリに仕上がりました。また、昨年は、高温や乾燥などが原因でおこる空洞果の発生が見受けられたため、対策として、今年度から新たに、同部会員の9割以上が「まりん」という品種を導入しました。この品種は、初期から多収穫となり、高品質で秀品率が上がり、食味も良いことから、生産者の所得向上が期待できます。

 同部会は2002年に設立し、14年には主体的自主運営を始めました。選果部・販売対策部の専門部を設け、パート雇用の確保に努めながら安定した生産・販売に取り組んでいます。生産者24人が約7.6㌶で抑制キュウリを栽培し、出荷のピークは9月中旬から下旬で、日量約3000㌜の出荷を見込み、11月上旬まで出荷が続きます。今年度は出荷数量12万㌜、販売金額1億6000万円を目指しています。

同部会の小島敬部会長は「今シーズンから、新たな品種を導入したことにより、単価の底上げが期待できる。コロナ禍でも、消費があり無事に流通されていることをありがたく思う」と話していました。

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小菊出荷最盛期を迎える

 

 JA北つくば花き部会菊部は、盆の需要期を前に小菊の出荷最盛期を迎え、生産者は連日出荷作業に追われています。最盛期を迎えている3日には、約7万本の小菊を市場へ向け出荷しました。

出荷するのは、同部の生産者48人。同部は、生産者・実需者ニーズに対応した生産・出荷の取り組みや品質等は評価が高く、県の銘柄産地に指定されています。

 今年度は、天候に左右されることなく順調に生育し、品質・数量ともに良好で、昨年を上回る出荷量が期待できます。

 収穫された小菊は、JA北つくば明野野菜集出荷所に集められ、同部員らやJA担当者らが検査員となり運び込まれた小菊を全ケース開封し、目視による検査を行い、品質や出荷規格を確認しています。また、規格によって茎の半分程度まで下葉を処理し、集出荷所着時の花の咲き具合を統一するなどして、量販店が扱いやすい仕立てを行い、有利販売に努めています。

同部の早瀬勢樹子菊専門部長は、「コロナの影響により、心配された販売も順調に進み、一安心している。これからも、肥培管理や選別を徹底して、良質な小菊を生産していきたい」と意気込みを語っていました。

盆の需要期出荷は8月1日から12日で、その間約38万本の小菊の出荷を見込み、販売金額1500万円を目指しています。

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アスター盆需要前に品質・規格確認

 全国でも有数のアスターの生産量を誇る、JA北つくば花き部会アスター部は28日、結城市大木のJA北つくば西部営農経済センターでアスターの目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、結城地域農業改良普及センター職員ら19人が参加。8月の盆需要期に向けて、出荷規格や切り前などを確認し、品質の統一を図りました。今年度は、5月20日頃から定植作業が始まり、順調に生育していたが、7月11日の突風の影響により、若干の曲がりが見受けられています。出荷数量は、例年並みになる見込みです。

 目ぞろえ会では、JA全農いばらきの担当者が今年度の花きの販売経過を振り返り、市場情勢について話しました。次に、同センターの丸山裕香営農指導員が、規格や等級、出荷処理について説明。アスターの切り前の写真を用いて、集出荷場着時の花の咲き具合を確認しました。

 同部の簗瀬義美アスター専門部長は、「これからも管理を徹底して、品質・規格をしっかりそろえ、有利販売につなげていきたい」と意気込みを語っていました。

 同部は生産者17人が約2㌶で栽培。アスターは連作障害による土壌病害が発生しやすいため、畑を移動しながら輪作体系を利用した土づくりを行い、露地野菜との複合経営を図っています。今年度の出荷は6月下旬から始まり、8月中旬までに約3000㌜(1㌜100本)の出荷を見込んでいます。

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梨「幸水」出荷スタート

県内でも有数の梨の産地、筑西市で梨「幸水」の出荷が26日から始まりました。同市布川のJA北つくば下館梨共同選果場では、同選果場部会員ら35人がコンテナ397㌜を搬入。選果員が、目視で1玉ずつ傷の有無や色合いなどを厳しく確認後、選果機で大きさや形を選別、等級分けし、10㌔の箱詰めにして約600㌜を京浜市場へ出荷しました。前日には、生産者らによる目ぞろえ会を開き、選果基準の統一を図りました。

 今年度は、暖冬傾向で3月も気温が高い日が続いたため、開花時期が早まり、昨年よりも約1週間早い出荷スタートとなりました。また、梅雨の影響で、栽培管理には苦労したが、生産者の徹底した肥培管理により、みずみずしくシャリ感があり甘い梨に仕上がりました。

 同部会の菊池時男場長は、「選果選別を徹底し、消費者に信頼される良質な梨を出荷していく」と意気込みを語っています。

同市は安政4年(1857年)から梨園を開いた日本最古の梨産地の一つで、県の銘柄産地の指定を受ける。同選果場部会員は42人の生産者が約33㌶を栽培。同選果場では、部会員らが運び込んだ新鮮な梨を、隣接する直売所で購入することができ、贈答用の梨を買いにくる客で毎年賑わいを見せています。梨「幸水」の出荷ピークは8月1日から7日頃で、日量約3000㌜の出荷が見込まれます。8月下旬からは「豊水」「あきづき」「新高」「新興」「にっこり」と品種をリレーしながら10月まで出荷が続きます。今年度は出荷数量7万5000㌜を見込み、販売金額2億5000万円を目指しています。

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黒こだまスイカ「誘惑のひとみ」規格統一

JA北つくばこだま西瓜部会は8日、筑西市上星谷のJA北つくば東部営農経済センターで黒こだまスイカ「誘惑のひとみ」目ぞろえ会を開きました。生産者やJA職員ら20人が参加し、本格的な出荷を前に出荷規格の統一を図りました。今年度は、6月から交配作業が始まり着果は良好で、天候の影響に左右されることなく順調に生育。濃い黒色のスイカに仕上がり、シャリ感・糖度ともに十分で安定した出荷が見込まれます。

同部会の大久保修一部会長は「今年のこだまスイカは、作柄も良く順調な販売が出来ている。市場や消費者にさらなる高評価につなげていけるよう、しっかりと目を合わせてほしい」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、同センターの日向一貴営農指導員が産地情勢や出荷計画について説明。その後、生産者同士意見を交わし合いながら、サンプルの黒こだまスイカを前に形状やキズ、焼けなどの出荷基準を確認し、出荷時の規格を統一しました。

同部会は生産者14人が約2.3㌶で黒こだまスイカを栽培。収穫前にはJA担当者が試割りを行い、食味や糖度を確認し品質を管理しています。黒こだまスイカは、オリジナルブランド「誘惑のひとみ」として出荷し、果皮は黒く高級感があり贈答用としても人気が高いです。7月7日から出荷が始まり8月中旬頃まで出荷が続きます。

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ハウス梨「幸水」品質良好、糖度十分

JA北つくば関城ハウス梨部会は7日、筑西市上野のJA北つくば関城野菜集出荷所でハウス梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA職員ら8人が参加し、7月9日から始まる出荷に向け選果基準の統一を図りました。同部会は、選果場にコンテナで搬入した梨を、選果員が目視で色合いや傷などを確認後、選果機で大きさや形を選別し、市場へと出荷しています。今年度は、暖冬の影響や3月、4月に気温が高く推移したため、開花時期が例年よりも早まったが、6月からの安定しない天候により、出荷時期は昨年と同時期となりました。同日には、糖度計で糖度を測定したところ、平均12度と甘く品質は良好で、例年通りの出荷量が期待できます。

目ぞろえ会では、2コンテナ分の梨を部会員らが等級ごとに選別し、色合いや傷などの選果基準を確認しました。

同部会の小幡光輝部会長は、「今年は、天候に左右されることなく例年通り順調に生育した。良質で美味しい梨を出荷し、今年も良い販売につなげていきたい」と話していました。

同部会は生産者3人が約1.6㌶でハウス梨を栽培しています。今年度は6000㌜の出荷を見込み、販売金額1750万円を目指しています。ハウス梨は、露地物に比べて早期の出荷が可能なことから高単価が見込めるメリットがあります。ハウス梨は7月20日頃まで出荷が続き、7月下旬には主力の露地物が出荷され、「幸水」「豊水」「恵水」「あきづき」「新高」と品種をリレーしながら10月上旬まで出荷が続きます。

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結城のナス規格統一

JA北つくば結城園芸部会茄子部は8日、結城市の江川多目的集会施設で令和3年産ナスの統一目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、行政、市場関係者ら約40人が参加し、今後の有利販売に向け出荷規格の統一を図りました。

同部は、着果数が多く長期にわたり収穫できる品種「くろべえ」を主力に出荷しています。今年度は、4月中旬頃から定植作業が始まり、天候にも恵まれたことから順調に生育。豪雨や風などによる被害もなく、品質は良好で色見も良く、安定した出荷が見込まれます。

 同部の田村供行部長は「昨年は、平均単価1㌜1580円と良い販売ができた。今シーズンも選果選別を徹底し、1600円台を目指していこう」と部員らに呼び掛けました。

 目ぞろえ会では、全農いばらきの担当者が、他産地状況や販売情勢を説明。同部の役員らが等級別に並べたナスを、市場担当者らが手に取り、傷や形状、曲り、光沢などの選別基準を確認しました。また、ヘタの長さを5㍉程度に統一することや、梅雨入り後も肥培管理を徹底することなどを申し合わせました。市場担当者は「品質的にも、くろべえの評価は非常に高い。名前を売るのではなく、品質を売ってほしい」と強調していました。

 同部は生産者34人が約5.8㌶で栽培。出荷所において品質検査を行い、シーズンを通して同部員とJA担当職員が、出荷されたナスの品質・規格を確認し、高品質なナスの出荷に力を入れています。今年度は、11月まで出荷が続き、出荷数量10万㌜(1㌜5㌔)販売金額1億6000万円を目指しています。

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小菊本格出荷に向け規格統一

JA北つくば花き部会菊部は4日、筑西市松原のJA北つくば明野野菜集出荷所で小菊の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約50人が参加し、これからの本格出荷に向けて規格を確認し品質の統一を図りました。

今年度は、3月から4月に気温が高く推移したため、ハウスや小トンネルで栽培されている小菊の出荷が例年より約10日早まり、5月10日から出荷が始まりました。また、露地栽培の小菊は、5月の天候不順の影響で生育が遅れ、圃場(ほじょう)により異なるが、例年並みの出荷となる見込みです。

  同部の早瀬勢樹子菊専門部長は「現在は、順調な出荷が続いている。今シーズンから、量販店からの要望もあり、出荷規格が若干変更になる。有利販売に繋げるために、規格をよく確認し出荷してほしい」と呼び掛けていました。

 目ぞろえ会では、JA営農経済部園芸課の須藤彰営農指導員がサンプルの小菊を手に取り、蕾の開き具合を揃える切り前や規格ごとの形状・花色・花形などを確認。また、今シーズより規格が変更となる、葉の処理方法を入念に説明し、出荷調整時の注意点などを申し合わせました。

市場担当者らは、「選別で迷ったら1等級落としてほしい。消費者目線での箱詰めをお願いしたい」と話していました。

同部は48人が約9㌶で小菊を栽培。生産者・需実者ニーズに対応した生産・出荷の取り組みや品質等は評価が高く、県の銘柄産地にも指定される。今年度は、約250万本の出荷を見込み、販売金額9000万円を目指しています。

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トウモロコシ「夏祭り」規格統一

JA北つくば結城園芸部会トウモロコシ部は4日、結城市の江川多目的集会施設で令和3年産トウモロコシ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約60人が参加し、本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。

結城市は、全国有数のトウモロコシ産地。同部は、実の皮が軟らかくフルーツのような甘さが特徴の「味来」をオリジナルブランド「夏祭り」の商品名で出荷しています。今年度は、3月から4月にかけて気温が高く、前進傾向で生育していたが、5月の安定しない天候の影響により、出荷時期は例年通りとなりました。生産者の徹底した肥培管理で、病害虫の発生も少なく、品質は良好で、順調な出荷を見込んでいます。

同部の北嶋一弘部長は「有利販売につなげるために、品質管理や選果選別を徹底し、良質なトウモロコシの出荷を最後までお願いしたい」と呼び掛けました。

目ぞろえ会では、市場担当者がサンプルのトウモロコシを手に取り規格ごとに選別。虫害や未成熟、しなびがないもので、先端まで実が入っているものなどの選果基準を確認しました。市場担当者らは、「結城のトウモロコシは量販店などにも高評価をいただいている。夏祭りのブランドを全面に出して販売していく」と話していました。

同部は、80人が約260㌶で栽培。トウモロコシは、日中高温になると甘さが低下しやすいため、甘さを保ったまま消費者に届けられるよう、収穫は朝8時までと厳しく決めています。収穫後は、真空予冷ですばやく冷やされ鮮度を維持し、輸送時にはチルドで運べる保冷車や冷蔵車を導入して、甘さと鮮度にこだわった出荷をしています。6月下旬から7月中旬に出荷のピークを迎え、7月下旬まで出荷が続き、今年度は出荷量45万㌜(1㌜5㌔)販売金額5億円を目指しています。

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タマネギ本格出荷へ規格統一

JA北つくば下館玉葱部会は1日、筑西市谷部のJA北つくば下館野菜集出荷所でタマネギの目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、市場担当者ら36人が参加し、6月からの本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。

今年度は、昨年9月中旬から播種作業が始まり、台風等による被害もなく定植直後の苗は順調に生育。3月下旬から4月は、気温が高く推移し適度な降雨があったことから、例年よりも1週間程度生育が早まり、出荷は5月19日から始まりました。出荷のピークは6月上旬から中旬で、順調な出荷を見込み、品質は良好です。

同部会の百木田隆雄部会長は「目ぞろえ会でしっかり規格を確認し、これからも肥培管理を徹底して、良質なタマネギを生産していこう」と部会員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、JA下館営農経済センターの青木紀貴係長が、産地情勢や出荷規格について説明。市場3社の担当者らがサンプルのタマネギを手に取り、ネット出荷、ダンボール出荷の調整方法や品位基準の確認をしました。市場担当者は、「これまでと同様に良質なタマネギの出荷を最後までお願いしたい」と話していました。

同部会は48人の生産者が約17.4㌶で主に転作田を活用し栽培。水田を中心とした土地利用型農業は、効率的かつ安定的な生産ができます。2013年からは契約栽培にも取り組み、安定した収入とコンテナ出荷による作業労力の低減が見込めることから加工用タマネギの作付け面積は13.3㌶と全体の7割以上を占めています。出荷は7月下旬まで続き、今年度は出荷数量1000㌧、販売金額7000万円を目指しています。

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春トマト品質良好/出荷始まる

 

桜川市大国玉のJA北つくば東部トマト選果場で春トマトの出荷が13日から始まりました。初出荷は、同部会の秋山員宏部会長が、7コンテナを搬入し、113㌜(1㌜1㌔)を市場へ出荷しました。選果場では、JA北つくば東部とまと選果場部会の生産者らが搬入したトマトを、選果員らが色合いや大きさ、傷などの選果基準を入念に確認しながら箱詰めを行います。同日には、同部会の須藤紀明検査委員長が選果員らに、選果基準の統一を図るため、規格や等級、選果時の注意点などについて確認しました。

今年度は、2月下旬の定植時期から天候にも恵まれ、着果も順調に進み、果実の肥大も良く、品質・数量ともに良好です。

 同部会は協和、真壁、大和地区の生産者が、特産のこだまスイカの後作として抑制トマトの作付けを始め2005年に設立。現在は、生産者5人が約1.2㌶で栽培し、他産地との差別化を図るために樹上で完全に熟したものを出荷しています。品種は暑さに強く、低段から大きくなる肥大力が特徴の「桃太郎75」を主力に「桃太郎ピース」などを作付けしています。同部会が生産するトマトは、色鮮やかな大玉で、甘さの中にも程よい酸味があってバランスが良い。日持ちも良く、市場からの評価も高くなっています。

 秋山部会長は、「今年は4月に、日中と夜間の寒暖差があったため、甘みが増し美味しいトマトに仕上がった。選果選別を徹底し、良質なトマトを消費者に届けていきたい」と意気込みを語っていました。

出荷のピークは6月中旬で、7月末までに約8万㌜の出荷を見込み、販売金額2000万円を目指します。

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梨大玉多収穫を目指し摘果講習会

県内有数の梨の産地である筑西市で4月27日、JA北つくば下館梨選果場部会が摘果講習会を開きました。講習会は、同部会員が管理する圃場(ほじょう)で、各支部に分かれ行い、部会員やJA、筑西農業改良普及センター約50人が参加しました。これまでの生育状況を振り返り、大玉多収穫につなげようと摘果作業のポイントや今後の病害虫防除について確認しました。

 今年度の梨の開花は、暖冬傾向で3月も気温が高い日が続いたため、幸水の満開時期が平年より9日程度早まりました。開花が早いことで心配された霜の被害も、現時点ではあまり確認されず、天候に恵まれたことから交配作業が順調に進み、着果・生育ともに良好です。

 講習会では、普及センターの祝園真一課長がこれまでの気象状況からの梨の生育についてや大玉多収穫を目指すために、摘果実施時期の目安や作業のポイントを確認。祝園課長は、「果台の太い果そうの果実は大きくなるので、なるべく残す。状況を良く確認し、丁寧な摘果を心掛けてほしい」と強調していました。また、黒星病の感染を防ぐため、黒星病を処理するハサミと摘果用のハサミは別にして作業することや、SS(スピードスプレイヤー)での薬剤防除をするときは、散布むらをなくし、とくに重要な時期や治療効果のある薬剤は、速度を1速落として走行することなどを申し合わせました。

同部会は42人の生産者が約33㌶で栽培。幸水を主力に出荷し、今年度は販売金額2億5000万円を目指しています。

同部会の菊池時男部会長(同選果場場長)は、「摘果作業や今後の肥培管理をしっかり行い、良質な梨生産に繋げ、収穫を迎えたい」と意気込みを語っていました。

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初夏レタス出荷を前に規格確認

JA北つくば結城園芸部会レタス部は15日、結城市の江川多目的集会施設で、令和3年産初夏レタス・サニー・カール目ぞろえ会を開開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約60人が参加し、4月18日からの初夏レタスの出荷に合わせ、規格の統一を図りました。今年度は、例年より生育期に気温が高く、適度な降雨があったことから生育は若干前進。昨年よりも初夏レタスの出荷スタートが約1週間早まりました。

 同部の小川栄部長は「今シーズンから出荷規格が若干変更となる。しっかり目を合わせ、有利販売に繋げるため、最後まで良質なレタスの出荷をお願いしたい」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地情勢を説明。市場6社の担当者らは、コロナ禍での販売状況や市場情勢を話し、サンプルのレタスを前に、形状や大きさを揃えて綺麗に箱詰めすることや量目に注意することなどを確認しました。市場担当者は「結城のレタスは信頼が高い。この信頼を継続していけるよう、今まで以上に品質に気を付け出荷してほしい」と強調しました。また、JA北つくば西部営農経済センターの営農担当者らは、今年4月に群馬県や長野県の競合産地を訪れ、作付けや生育状況を視察。同部員らに、他産地の状況を説明し、今後の栽培に役立ててもらい、有利販売に繋げるため情報を共有しました。

 JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定される。同部は生産者111人が約105㌶を栽培。出荷は5月下旬まで続き、今年度は出荷数量35万㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)を見込み、販売金額5億円を目指しています。

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春ハクサイ出荷最盛期を前に規格統一

JA北つくば結城園芸部会春白菜部は13日、結城市のJA北つくば結城野菜集出荷所で、令和3年産春ハクサイの目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら26人が参加し、これからの出荷最盛期に向け規格の統一を図りました。

今年度は、4月上旬から出荷が始まり、気温が高かったことから若干生育が進み、4月中旬から5月上旬頃に出荷のピークを迎えます。天候などによる被害も少なく、順調に生育し、品質は良好で安定した出荷を見込んでいます。

同部の浜野公男部長は「これから約2か月間出荷が続く。最後まで規格を守り、有利販売に繋げていこう」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地の状況を説明。市場7社の担当者が、サンプルのハクサイを手に、品質や形状などを確認し、外葉の付け過ぎに注意することや量目を徹底することなどを申し合わせました。市場担当者は、「消費者の期待を裏切らないよう選果選別を徹底してほしい。中身の品質を確認するため、試し切りを頻繁に行うことをお願いしたい」と強調していました。

同部は部員20人が約45㌶で春ハクサイを栽培。部員全員がエコファーマーを取得し生産履歴の記帳や農業生産工程管理(GAP)に取り組み、京浜市場を中心に約20万㌜(1㌜13㌔、15㌔)の出荷を目指しています。

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春トマト最盛期を前に販売検討会

JA北つくば結城園芸部会施設園芸部は12日、結城市大木のJA北つくば西部営農経済センターで春トマトの中間販売検討会を開きました。同部役員やJA職員ら8人が出席し、市場2社の担当者らはウェブで参加しました。同部は、JA北つくば結城トマト選果場を自主運営していることから、今年1月からの販売経過を振り返り、4月下旬からの出荷最盛期に安定した出荷を図るため、出荷量を調整して無休で選果場を稼働し、連日出荷する体制を確認し、意見を交わしました。

今年度の春トマトは、生産者の徹底した肥培管理と天候にも恵まれことで順調に生育。3月までの出荷量は、全体量少なかった前年を上回り、約171㌧で前年比113%の実績となりました。

選果場の場長も務める森田修一部長は、「気温も高くなり、若干小玉傾向ではあるが、順調な出荷が続いている。これから出荷最盛期に向けて、しっかりと良質なトマトを生産していく」と話していました。

検討会では、JAの営農指導員が販売情勢や他産地の状況を説明。同選果場の山田肇生産対策委員長が、3月下旬に行った圃場巡回での作柄や病害虫の発生状況について話しました。市場担当者らは、市場情勢や産地への要望などを話し、「品質・数量ともに安定している。これから気温も上がってくるので、品質管理の徹底と正確な情報提供をお願いしたい」と強調した。その後、同選果場の一ツ木幸雄販売対策委員長が議長を務め、有利販売に向けさまざまな意見が交わされ、今後の販売方針を確認しました。

 同部は生産者14人が約4㌶で春トマトを栽培し、「いまどきトマト」の名称でブランド化しています。出荷のピークは5月中旬で、7月下旬まで出荷が続きます。同選果場は今年度、約800㌧の出荷量を見込み、販売金額2億円を目指しています。

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良質な小菊を栽培するため現地講習会開く

JA北つくば花き部会小菊部は6日と7日の二日間、筑西市と桜川市の同部部員が管理する圃場(ほじょう)6ヵ所で、それぞれの地区ごとに分かれ、8月のお盆出荷に向けた小菊の初期管理現地講習会を開きました。生産者やJA、筑西地域農業改良普及センターから計約40人が参加し、育苗管理や定植後の管理、病害虫防除について確認しました。

同部では、生産者により定植時期は異なるが、出荷時期が重ならないよう昨年12月から定植作業が始まり、出荷は5月下旬から12月頃まで続きます。現在生育中の小菊は、天候にも恵まれ、病害虫の発生も少なく、生育は順調に進んでいます。

同部の早瀬勢樹子菊専門部長は「コロナ禍の影響で、部会活動が困難になっているが、感染予防対策を取りながら現地講習会などはしっかりと行い、良質な小菊の生産に繋げていきたい」と話していました。

講習会では、普及センターの毛利直子専門員が、これからの育苗管理について説明し、「平年より気温が高い日が続いているので、苗が伸びやすくなっている。苗の生育状況を良く確認しながら定植してほしい」と呼びかけ、定植後の管理方法や病害虫防除の徹底を申し合わせました。生産者らは、小菊の生育状況を見ながら、生産者同士話し合い、普及センターやJAの営農指導員に積極的に質問し、今後の栽培管理を確認しました。

同部は生産者50人が約9.5㌶で小菊を栽培。生産者・実需者ニーズに対応した生産・出荷の取り組みや品質等の評価が高く、県の銘柄産地にも指定されています。

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梨開花早まる。初期管理を徹底。

梨の開花を直前に控えた筑西市の関城地区で3月29日、JA北つくば関城梨選果場部会と関城梨部会が初期管理講習会を開きました。講習会は同部会の部会員が管理する圃場(ほじょう)でそれぞれ開かれ、生産者やJA、筑西地域農業改良普及センター約70人が参加し、満開予測時期や霜害対策、今後の病害虫防除などを確認しました。

 梨品種「幸水」の満開時期の平年値は4月17日頃。今年は暖冬の影響で「幸水」の満開予測は、今後の気温が平年値より2度高く推移した場合、平年に比べ9日程度早まる見込みです。

 普及センターの米田雅俊主査は「昨年より満開時期が2日程度早くなる可能性があるので、晩霜に注意し、作業が遅れないようしっかりと管理してほしい」と呼び掛けました。晩霜予測の目安として午後6時の気温が7、8度、午後9時の気温が4、5度の場合、翌朝の日の出前にはマイナス1~マイナス2度まで急激に気温が下がり霜害の危険性が高まります。圃場に温度計を設置して気温を確認し、霜害を防ぐため網の展張や凍霜害対策を行うことなどを申し合わせました。また、開花時期前後は黒星病の最重要防除期になることから、開花の時期を見極め、適期に農薬を散布することを確認しました。

 同選果場部会の松本幸夫部会長は「栽培の中でも初期管理はとても重要。今年は気温も高く開花も早い予想が出ているので、前倒しで作業を行い、栽培管理や病害虫防除を徹底していく」と話していました。

 両部会は83人の生産者が約70㌶で栽培。「幸水」を主力に出荷し、今年度は販売金額5億円を目指します。

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市場とウェブで目ぞろえ会

 

 JA北つくば結城園芸部会レタス部は8日、結城市大木のJA北つくば結城南支店で、令和3年産春レタス・サニー・カール統一目ぞろえ会を開きました。生産者や結城地域農業改良普及センター、JA担当者約50人が出席し、市場担当者3人は、それぞれの市場からウェブで参加。本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。目ぞろえ会は、新型コロナウイルス感染予防対策をしっかり取り行いました。

 2月中旬から始まった春レタスの出荷は、降水量が少なく、乾燥や低温の影響により生育に若干遅れが見受けられたが、3月中旬からは日量約3000~4000㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)の順調な出荷を見込み、品質は良好で例年並みの出荷量が期待さます。

 同部の小川栄部長は「新型コロナウイルスの影響もあり、厳しい販売状況になっている。こうした中でも有利販売につなげるため、傷みを出さず良質なレタスを出荷していこう」と部員らに呼び掛けました。

 目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、他産地情勢や販売経過を説明。市場3社の担当者は、市場情勢を詳しく話し、「これまでの経験と知識を活かし、若どりを心掛け結城らしい良質な春レタスを出荷してほしい」と強調していました。その後、同部役員やJA担当者が、サンプルのレタスを規格ごとに選別し、外葉の付け過ぎや異物の混入に注意すること、形状や大きさを揃えて出荷することなどを確認しました。

 JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定されています。同部は生産者111人が約105㌶で春レタスを栽培。出荷は5月下旬まで続き、今年度は出荷数量35万㌜を見込み、販売金額5億円を目指します。

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促成キュウリ本格出荷へ

 桜川市大国玉のJA北つくばキュウリ選果場は3月に入り、促成キュウリの本格的な出荷を迎えました。出荷は、昨年12月11日から始まり3月からは日量約3000㌜(1㌜5㌔)を京浜市場へ向け出荷します。3月下旬から4月下旬にかけては、出荷のピークを迎え日量約4000㌜が出荷される見込みです。また、選果員は新型コロナウイルス感染防止のため、検温や消毒を徹底し、さまざまな対策を取り作業を行っています。

今年度は、昨年11月上旬頃から定植が始まり、天候に恵まれたことから順調に生育。病害虫の発生も比較的少なく、日照量も多く、日中と夜間の寒暖差があったことから、みずみずしく良質なキュウリに仕上がり、例年並みの出荷量が期待できます。

同選果場では、16年に新選果機械を導入しました。選果機は、スピードカメラで1秒間に約4本のキュウリの選別が可能です。大きさや形、色を選別し、等級ごとにコンベヤーに乗り運ばれ、箱詰めされます。無落差ベルト式で、搬送時の転がりやコンベヤーの落差によって起こるイボ落ちを防ぎ、コンパクトな設計になっており、従業員の労働力の軽減や光熱費の削減にもつながっています。

JA北つくばきゅうり選果場部会の小島敬部会長は「冬場のキュウリは、皮が薄く食感も良い。今年は、甘みのある美味しいキュウリに仕上がっているので、ぜひ食べてもらいたい。これから6月まで続く出荷に向けて、生産者一丸となり、気を引き締めて良質なキュウリを生産していく」と意気込みを語ってくれました。

同部会は、2002年に設立し、14年には主体的自主運営を始めました。選果部・販売対策部の専門部を設け、パート雇用の確保に努めながら安定した生産・販売に取り組んでいます。生産者40人が約12・2㌶で促成キュウリを栽培し、今年度は出荷数量50万㌜、販売金額5億5000万円を目指しています。

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初夏の輝き 特産こだまスイカ出荷が始まりました。

 JA北つくば協和野菜集出荷所と明野野菜集出荷所で1日から、こだまスイカの出荷が始まりました。JA管内の筑西市と桜川市は全国でも有数の産地。今年度は、11月下旬から定植作業が始まり、日照量に恵まれたことから着果も良好に進みました。また、生育に好条件とされる日中と夜間の寒暖差があったため、糖度は高く、シャリ感も十分で良質なこだまスイカに仕上がっています。

出荷されたこだまスイカはJAこだま西瓜(すいか)部会の名倉敏行さんと西村喜一郎さんが収穫したものです。この日は2人合わせて161㌜(1㌜8㌔)を京浜市場に向けて出荷しました。

 同部会は両市合わせて147人の生産者が約60㌶で栽培しています。冬場に暖房を使わないハウス栽培が主流で、高い糖度と大玉スイカに似たシャリ感が特徴の品種「スウィートキッズ」を中心に出荷しています。厳しい等級規格が設けられ、出荷前にはJA職員らが試割りを行い、糖度や食味、形状など、条件を満たしたスイカだけを「紅(べに)の誘惑」のブランド名で京浜市場を中心に販売しています。選果選別が徹底されたスイカは市場や消費者からの評価も高い。毎年、こだまスイカのシーズンには、JAの農産物直売所に県内外から多くの買い物客がこだまスイカを求めて足を運んでいます。

今年度は約40万㌜の出荷量を見込み、販売金額10億円を目指しています。出荷のピークは6月上旬で7月中旬頃まで出荷が続きます。

 同部会の名倉敏行さんは「今年は天候にも恵まれ、糖度も高く、美味しいこだまスイカができた。良質なこだまスイカを消費者に届けられるよう、常に努力していく」と意気込みを語っていました。

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イチゴ出荷に向けてWebで販売対策

イチゴ販売対策会議であいさつする国府田部会長(22日、筑西市で)

 JA北つくばいちご部会は22日、筑西市西榎生のJA北つくば営農経済センターで、イチゴの販売対策会議をWeb会議方式で開きました。生産者やJA、筑西地域農業改良普及センター、市場担当者ら21人が参加し、11月から始まるイチゴの出荷に向けて3市場とWebで意見を交わしました。今年度は、安定しない天候で栽培管理に苦労したが、病害虫防除や育苗管理、適期定植など肥培管理を徹底し順調に生育。良質で安定したイチゴの出荷を見込みます。

同部会の国府田昌弘部会長は「これからも生産者一丸となり努力して栽培・出荷をしていく。JA北つくばのイチゴをよろしくお願いしたい」とあいさつをしていました。

JAの藤田久友常務は「いよいよイチゴの出荷が11月から始まる。生産者、JA、市場が三位一体となって、しっかりと販売していこう」と呼び掛けました。

販売対策会議では、各市場担当者が市場情勢を説明し、「日々変わる産地との情報を密に取りながら、1円でも高く販売していく。例年通り良質なイチゴの出荷をお願いしたい」と話しました。その後、販売対策について生産者とJAから、安定供給を図ることや選果選別の徹底、イチゴの品質検査体制を強化することなどを市場担当者らに話し、今シーズンの出荷計画を確認しました。

同部会は、エコファーマーの認証を受けた46人の生産者が約10.1㌶で「とちおとめ」と、県オリジナル品種「いばらキッス」を栽培しています。農業生産工程管理(GAP)や天敵を使った生物的防除法を導入した減農薬栽培なども積極的に取り入れ、高水準での販売に力を入れています。今年度は、2021年5月下旬までに約143万パックの出荷を見込み、販売金額5億円を目指しています。

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こだまスイカ「ピノ・ガール」品種説明会を開きました。

JA北つくばこだま西瓜部会は9月29日、筑西市上星谷のJA北つくば東部営農経済センターで、こだまスイカ「ピノ・ガール」品種説明会を開きました。生産者やJA職員、ナント種苗株式会社、イオンリテール株式会社の社員ら約30人が参加し、試験的に導入しているこだまスイカ新品種「ピノ・ガール」の本格導入に向け、2020年度の販売状況や品種特性について確認しました。同部会では、19年に3人、20年には10人の生産者が「ピノ・ガール」の栽培に取り組み、試験的に導入して2年目になる。今シーズンの出荷は、4月下旬から7月下旬まで続き、約2400㌜(1㌜8㌔)を京浜市場へ向け出荷しています。

「ピノ・ガール」は、同種苗会社が開発しました。種がごく小さくなるように育種改良し、種は一般的なこだまスイカの約4分の1で、そのまま種を気にせず食べられるのが特徴。果肉は硬めでシャリシャリとした食感が良く、種子周りの果肉も劣化しにくいので日持ち性に優れています。

今後JAでは、同部会員に対し「ピノ・ガール」の種子や苗の注文を取りまとめ、作付者に対し栽培講習会を開く予定です。

 

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