平成28年度(第23回) 通常総代会開く

農業者の所得増大と活力ある地域社会を目指して
~新3ヵ年計画決まる~
総代会

 JA北つくばは4月23日、筑西市生涯学習センター「ペアーノ」で平成28年度(第23回)通常総代会を開きました。各地区の総代640名(うち書面議決276名)が出席しました。
 総代会で國府田利夫組合長は、TPPが大筋合意に至ったことや改正農協法が施行されたことについて、「強い危惧と危機感を抱いているが、今こそ協同組合の力を発揮すべき時である」と述べ、「農業者所得の向上に向けて、営農部門の強化や人材育成を図り、自己改革に取り組んでまいりたい。また、農業を取り巻く環境変化に対応するため、県西地区4JAの合併に向けた協議を進めるにあたり、組合員の皆さまのご協力をお願いしたい」とあいさつしました。
 議案審議では、岩瀬地区の入野修総代を議長に選出し、執行部より提出された10議案を慎重に審議。平成27年度の事業報告やJA新3ヵ年計画(兼自己改革工程表)をはじめ、平成28年度の事業計画を原案通り可決し、あわせて「TPP(環太平洋連携協定)対策・JA自己改革に関する特別決議」を採択しました。なお、役員の欠員に伴い第9号議案「役員の補欠選任」では、下館地区(竹島)の篠﨑淳さんが理事に選任されました。
 また、12名の生産者が営農振興功労表彰を受賞、國府田組合長より感謝状と記念品が手渡されました。

中山間地を「オリーブの森」に

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 JAは今年から桜川市大泉地区で、「オリーブの森プロジェクト」をスタートしました。子会社のJA北つくばアグリファーム(株)と共同で実施しています。同社が耕作放棄地などを借り受けて再生した農地に、苗を植え「オリーブの森」を育てる計画です。オリーブはオイルや化粧品などとしても付加価値が高いため、JAは6次化につなげたい考えです。
 この地域はイノシシによる食害被害が多いことから、葉や実に苦味があり、食い荒らされることが少ないオリーブを栽培品種として選びました。JA、アグリファーム職員らが定植した農地は緩やかな傾斜地で、日照時間も長く、風通しも良いため栽培に適しています。
 今回植えた苗が収穫できるまでには3、4年かかりますが、今後も規模を拡大していく計画です。JAの吉川君男専務は「森の完成まで時間も手間も掛かるプロジェクトだが、地域の人にもオリーブの成長を楽しんでもらいたい。地域活性化のきっかけにしたい」と期待を寄せます。1

JA北つくば「未来塾」

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 中核人材研修会「未来塾」は3月16日に最後の授業を行いました。未来塾はJA北つくばの次世代を担う中堅職員の人材育成を目的に取り組んでいます。JA全中で専務理事、農林中央金庫で副理事長を歴任した向井地純一さんを講師として招き、年12回の授業を行いました。
 授業内容は、世界情勢や地域の担い手対策、職員の心得など多岐にわたります。毎回行われるグループ討議では、塾生が質疑と対話を繰り返し「気づき・学び・考える」ことを深め、部署を越え横断的に学び合うことができました。
 最後の授業となったこの日のグループ討議では、1年間を通して「未来塾」で学んだ所感を塾生全員が発表しました。國府田利夫組合長や吉川君男専務、林薫常務が見守る中、塾生全員が一年間の成長を感じさせるJA北つくばの未来像を発表しました。
 向井地先生は「30代、40代になったら経営マインドを持って仕事をしなければならない。未来塾で学んだことを思い出しながら日々の業務に励み、JA北つくばの礎となってほしい」と激励しました。
 4月からは平成28年度「未来塾」3期生の授業を予定しています。DSC_0021DSC_0003

雪害乗り越え「こだま西瓜」初出荷

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 全国有数の産地である筑西、桜川両市の小玉スイカの出荷が3月9日から始まりました。作付け面積がもっとも多い協和地区では、1月の降雪被害でパイプハウス約200棟が全壊する被害を受けましたが、ハウスの修復が終わるまで定植時期を遅らせるなどの対応をして面積の減少は1.3ヘクタールにとどめました。出荷の遅れも心配されましたが、部会員らの徹底した栽培管理とハウスの修復作業によって、昨年より5日ほど早い初出荷となりました。
 同日は目揃え会も開き、検査員や生産者らが出荷規格や等級基準などを確認。出荷始めからの有利販売に向けて目を合わせました。
 こだま西瓜部会の大久保修一部会長は今回の災害を受け、多くの人から支援や激励の声が届き、あらためて小玉スイカに対する期待の大きさを感じたと言います。「毎年、天候不順によって数が読めない状況が続き市場やJAは苦労したと思います。今年は着果数が多く品質も良い。災害を乗り越え、支援してくれた人たちの期待に応えられるのが嬉しい」と話します。
 同部会は生産者177人が約64ヘクタールで栽培。高い糖度と大玉スイカに似たシャリ感が特徴の品種「スウィートキッズ」を中心に出荷します。シーズンは3月中旬~7月中旬で、今年度は出荷数量38万ケースを目指します。

ひなまつりでおもてなし

日本農業新聞(ひなまつり)
 3月3日のひな祭りに合わせて、JA北つくば真壁支店では、利用者に雛あられをプレゼントするイベントを開きました。100人分の雛あられを用意し、利用者とのふれあいを楽しみました。また、支店フロアには、春を感じられるようにと、職員らが作った桜の花びらや雛人形などを飾り、店内を明るく彩っていました。
 同市の真壁地区は「真壁のひなまつり」が有名で、開催期間中は多くの観光客で賑わいます。江戸時代から続く伝統的な建物が軒を連ね、160軒の商家や民家には、先祖から受け継がれた雛人形が飾られ、見学者をもてなしています。
 同支店の信用窓口を担当する日向瑞穂さん(26)は、地域が一番盛り上がる「ひなまつり」を生かしたいとの思いから今回のイベントを企画。「おもてなしの心で日頃の感謝を伝えられたらと思い考えました。雛あられを手渡し、利用者の皆さんの笑顔を見ることができて、自分も温かい気持ちになれました」と笑顔で話します。

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◎スプリングキャンペーン2016実施中◎

①新規給振口座指定のお客様に
・実施期間:平成28年2月1日(月)~5月31日(火)
・対象者:JAで新たに給与受取口座を指定し、5万円以上の受取が確認できたお客様に対して、松下奈緒QUOカード5,000円分プレゼント(先着1,500名)

②新規口座プラス定期積金契約のお客様に
・実施期間:平成28年2月1日(月)~4月28日(木)
・対象者:期間中に、総合口座を開設し、定期積金契約(契約額50万以上で口座振替)のお客様に対して、QUOカード500円分プレゼント(先着1,000名)

スプリングキャンペーン

JA緊急災害ボランティア

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 JAは1月18日の降雪で被害を受けた農家を支援しようとJA茨城県中央会、各連合会、生協の職員らと共に2月6日から緊急災害ボランティアを開始しました。活動は2月の土・日曜日を利用し、JA管内で倒壊したビニールハウスなどの農業用施設の撤去作業を行いました。
 JA管内では降雪の影響でパイプハウスが倒壊し、413棟のハウスが全壊。被害面積は半壊、一部損壊を含めると13.1㌶に及び、甚大な被害を受けました。収穫や定植を控え撤去を急ぐ農家や自力撤去が難しい農家の早期復旧を支援しようと、生産者からの応援要請に基づきボランティアを派遣。265棟のハウスの解体・撤去作業を行いました。
 また、今回の災害により今後の農業経営・産地維持に大きな影響が出ることが懸念されることから、JAでは融資制度の設立やハウスの新設にかかる費用負担の軽減処置などを実施し、2月5日には吉川君男専務がJA全農茨城を訪れ、被害施設復旧支援の要望書を提出し更なる支援を求めました。JAグループは農業・地域経済の発展を支えるパートナーとして、生産者の皆さまの一日も早い農業経営の復旧・復興にむけて支援を続けてまいります。 IMG_1219

パソコンでカレンダー作り

なでしこスクール(パソコン教室) 

 女性大学なでしこスクールは1月13日、営農経済センターで第5回講座「パソコン教室」を開きました。関東職業能力開発大学校の三田元仁教授を講師として招き、30人の受講生がパソコン操作を学びました。
 教室は今回で2回目。前回はコンピューターとインターネットの使い方を学び、今回は応用編として受講者らがカメラや携帯電話で撮影した写真を使い、カレンダーを作成しました。ワープロソフトでカレンダー表を作り、年号や月日を入力する作業や写真データを貼り付ける作業などを行いました。受講生らは三田教授やJA職員に質問や相談をしながら作業を進め、家族写真や旅行先の記念写真を使ったオリジナルカレンダーを完成させました。

マイナンバーの情報漏洩に注意を

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 JAは1月7日、8日に筑西市の営農経済センターで「第2回コンプライアンス研修会」を筑西市の営農経済センターで開きました。役職員やパート職員約671人が参加し、1月から始まったマイナンバー制度の導入による情報漏洩の防止を徹底するとともに、コンプライアンス(法令遵守)に対する意識の向上を図りました。
 研修会では、ピー・シー・エー(株)の奈須野洋平さんとキャノンマーケティングジャパン(株)の久保和夫さんらを講師に迎え、マイナンバー制度の仕組みや個人番号の取扱いについての説明を受けました。奈須野さんは「個人番号は氏名や住所、電話番号などの重要な個人情報を持っている。安易にメールやネットなどで入力すると情報漏洩につながる可能性がある」と話し、インターネット社会に潜む情報漏洩のリスクと情報セキュリティーの徹底を呼びかけました。

平成28年仕事始めの会

仕事始めの会 
JAは1月4日、筑西市の営農経済センターで役職250人が出席し、平成28年「仕事始めの会」を行いました。國府田利夫組合長は年頭のあいさつで、年々激しさを増す自然災害や異常気象による農作物への影響を危惧するとともに、「昨年は改正農協法が成立しTPPも大筋合意されるなど、JAを取り巻く状況は厳しいものとなった。役職員が一致団結して課題を克服していかなければならない」と話し、難題を乗り切るためには職員の人材育成が必要と強調。「専門的な知識を備え、信頼される職員となって組合員の皆様の期待に応えていくJAを目指していこう」と訓示しました。
 その後、永年勤続、信用・共済事業の優績者、ふれあいイベントの優秀支店の表彰を行いました。結びに全員でJA綱領を唱和し、新たな1年のスタートを切りました。
 仕事始めの会終了後には、國府田組合長はじめ役職員10人が雨引山楽法寺(桜川市本木)を訪れ、平成28年度の事業計画必達に向けて護摩祈願をしました。

「きらいち」年末大感謝祭

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 JA北つくばファーマーズマーケット「きらいち」筑西店では12月28日~31日まで年末大感謝祭を開催しています。期間中はくじ引きによる抽選会やもちつき大会、生産者らが作った豚汁の無料配布など様々なイベントを用意しました。 今年からは新たに「宝投げ」を企画しました。宝投げは提携JAの上伊那で行われている人気イベントを参考にしたもので、来店客にお菓子等を投げ落とし、当たり券が付いていれば賞品と交換できるイベントです。約500個のお菓子と、特賞には茨城県銘柄豚肉のローズポーク、1等にはミカンなどを用意しました。國府田利夫組合長と延山正営農経済部長がお菓子を投げ、大勢の来店客が宝を掴もうと手を伸ばしていました。
 特賞を受け取った来店客は「正月食品を買いにきたが、豪華賞品が当たって嬉しい。良い正月を迎えられそう」と笑顔で話していました。
 延山営農経済部長は「初めての試みだったが好評でした。今後は農業まつりなどのイベントで宝投げを行い当JAでも恒例行事にしていきたい」と意気込みを語りました。

ちくせいマラソンで農産物PR

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 JAは12月13日、 筑西市下館総合体育館を発着点とした「第11回ちくせいマラソン大会」で農産物や加工品を販売しました。ちくせいマラソン大会は当JAも協賛して大会を盛り上げ、JAオリジナル米「うつくしき」を各コースの優勝ランナーに商品として贈っています。
 特設テントにはファーマーズマーケット「きらいち」で販売する旬を迎えたイチゴと、常陸牛とローズポークを使用し、米油で揚げた「のぶちゃんコロッケ」を販売。とくに、温かいコロッケは大人気で、ランナーや応援に駆けつけた来場者がテントの前に行列を作っていました。

10月11月の女性部活動

 下館女性部は10月9日、東洋羽毛株式会社白河工場を視察しました。

 JA女性部(千勝真知子会長)は11月に開催された農業まつりに、各地区でそれぞれの支部が出店し、お祭りを 大いに盛り上げました。

 大和女性部は11月9日、認知症サポーター養成講座を開きました。

結城白菜トップセールス

 
 結城園芸部会秋冬白菜部は11月25日、東京都の大田市場でトップセールスを行いました。浜野公男部長、結城市前場市長、JAの吉川君男専務らが結城白菜の有利販売に向け、市場や業者関係者に美味しさをPRしました。
 浜野部長は、「結城白菜が本格的な出荷は始まりました。『菜黄味』シリーズを中心に部員全員で良い品物を出荷していきますのでお取引をお願いします」と力強く呼びかけました。
 会場には白菜はもちろん、レタス、キャベツ、トマト、ネギ、南瓜、椎茸などJA北つくば自慢の野菜を展示。白菜鍋スープや白菜からし和えの試食会も行い、たくさんの人に結城白菜の美味しさをPRしました。

【貯金】JA北つくばウィンターキャンペーン2015

JA北つくばウィンターキャンペーン2015

◎キャンペーン期間 平成27年10月1日(木)~12月30日(水)

◎定期貯金 店頭金利+0.2%(税引き後0.159%)

預入期間(1年もの) 預入金額(10万円以上) 種類(スーパー定期・大口定期)

※金利上乗せ期間は初回満期日までとし、自動継続後の金利は継続時の店頭金利を適用します。

※ATMでのお預入れは対象外とさせていただきます。

◎定期積立 店頭金利+0.1%(税引き後0.079%)

 契約額24万円以上1年以上 ※味覚・湯けむりは期間3年以上

◎年金積立「ゆとり」 できあがり金利0.2%(税引き後0.159%)

55歳以上でJAで公的年金を受給されている方、もしくはJAに公的年金の振込口座を指定していただける方

 掛込期間(3年以上5年以下) 掛込金額(10,000以上) 掛込方法(口座振替のみ)

◎オリジナルグッズプレゼント

◎対象者は、個人の方のみ

お詫びと訂正

 すてっぷ11月号の18ページ「家の光」「ちゃぐりん」の表示金額に誤りがございました。正しくは、下記の通りです。関係者の皆様、読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。

家の光
◇(誤) 617円 → (正)1,008円
ちゃぐりん
◇(誤) 606円 → (正)  483円